玄関の引き戸にスマートキーを取付け(セサミmini取付編)
前回までで、玄関の引き戸をサムターン付きの鍵に交換しました。
今回は、いよいよスマートキーを取り付けます。
[目次]
購入したもの
今回購入したのはスマートキーの「セサミmini」です。
既設のサムターン付きのドアに後付できるスマートキーとして有名なものは、「Qrio」と「セサミ」が有名ではないでしょうか。
それぞれの会社が比較した表及び、アマゾンの商品説明を基に、比較・検討した結果、「セサミmini」を選択しました。
参考ですが、2社の比較情報は下記のページにあります。
「セサミmini」を選択した理由は下記。
- サムターンにうまく取り付けられなくても、アダプタを作ってくれるなどのサポートが有る
前回取り付けた鍵のサムターンは、市販されているとはいえマイナーな部類に入る鍵だと認識しています。そのため、万が一スマートキーの取付がうまくできなかった場合に、セサミならなんとかしてくれる安心感は何物にも代えがたいものです。
ということで、今回購入したセサミの箱の外観と、内容物は下図の通りです。
外出先からも制御させたいので、「WiFiアクセスポイント」もセットで購入しました。
セサミの取り付け
ということで、実際に取り付けていきましょう。
- まずは取付前です。ロックしている状態ですね。
- 次に仮止めとして、サムターンを挟み込んで固定してみます。
左の写真を見ると、引き戸のフレームとセサミの間に隙間が空いているのがわかります。よって、なんらかの手段で嵩上げする必要があることがわかります。
右の写真では、セサミ本体が引き戸のフレームに対して左に傾いています。これはセサミ本体が引き戸の外枠と干渉し、開閉の際に破損の可能性があるため外枠から少し離す必要があるためです。
- 引き戸のフレームとセサミの間の隙間は、セサミに付属していたブラケットを使用して嵩上げすることで調整できそうです。
- セサミを取り付けた後に手動で鍵の開閉を行う場合、セサミ本体のツマミを回すことになります。セサミには見えないところにスライド機構が備わっていて、セサミのツマミの軸心とサムターンの軸心がずれていても回すことができる工夫がされています。
しかしなるべくならお互いの軸心を近い位置にする方が諸々負担がかからないのは明白。そこで気になったのは、前回取り付けた隙間を埋めるためのライナー金具。これが下側に出っ張っているため、その分だけ軸心が離れてしまいます。
- そこでライナーの寸法を切り詰めるべく、ホームセンターでプラスチックのライナーと、ライナーの穴を隠す黒色のビニールテープを購入してきました。
実際はこれに鍵の軸位置を切り欠くなどの細かい加工が入ります。
- 取り付けたのが図7です。図5と比べると以前より短くなっているのがわかります。
- それでは組み付けていきましょう。まずは本体と部品の一式です。
- 嵩上げ用のブラケットも、両面シールを貼り本体にネジ止めします。
- サムターンの高さに合わせて、挟む器具の高さを調整します。
- 取付完了です。扉の枠に干渉するため、本体の芯をずらしたのが見た目で気になりますが、ツマミを動かした際の鍵の開閉動作に支障はありません。
セサミアプリのセットアップ
鍵の取り付けが済んだので、アプリをセットアップします。
将来的にApple Watchとの連携を行うため、今回はiPhoneでセットアップしてみます。
- セサミをコントロールするアプリをインストールします。
Androidの場合は下記のGoogle Playからどうぞ。
- 起動すると、位置情報の使用許可の確認が表示されます。
「Appの使用中は許可」をタップします。
- Bluetoothの使用許可の確認が表示されますので「OK」をタップします。
- ログイン方法を選択します。①Facebook, ②Google, ③セサミアカウントの3つから選べますが、今回はセサミアカウントを新規登録します。
- 「CANDY HOUSEで登録/ログイン」をタップします。
- 「登録」をタップします。
- 各種情報を入力して「登録」をタップします。
- 「OK」をタップ後、メールで届いた検証コードを入力して、「検証」をタップします。
- 通知の許可の確認が表示されますので「許可」をタップします。
- 続いて玄関に取り付けたセサミmini本体の電池ボックスの蓋を開け、電池の絶縁シートを引っ張って取り外したあと、蓋を元に戻します。
- 正しく通電すると、セサミminiの青色LEDが点滅を開始します。
- アプリに戻って、画面中央の「+」をタップします。
- セサミに名前を付けます。奇をてらっても仕方がないので「玄関」と入力して「次へ」をタップします。
- 入力した名前を紐つけるセサミminiが表示されるのでタップします。
- 初めての追加か確認が表示されるので「追加」をタップします。
- Bluetoothペアリングの要求が表示されるので、「ペアリング」をタップします。
- 「登録中...」としばらく表示された後、登録が完了するので「次へ」をタップします。
- セサミの位置情報の使用を許可が表示されたら、「"常に許可"に変更」をタップします。外出先から帰ってきたときの手ぶら解除機能を使用するために必要です。
- サムターンのロックの位置を設定するため、セサミを手動でロックした後に「設定」をタップします。
- 続いてアンロックの位置を設定するため、セサミを手動でアンロックした後に「設定」をタップします。
- 設定が完了したので「完了」をタップします。
- それでは動作確認してみましょう。
現在はアンロックの状態なので、画面のツマミをタップして施錠できるか確認します。
- 問題なく施錠できたら、もう一度画面のツマミをタップして解錠できるか確認します。
- 以上で設定は完了です。
まとめ
これでスマホから玄関の鍵の施錠・解錠ができるようになりました。また、手動でも施錠・解錠ができ、スマートキーの電池切れや故障時でも安心です。
次はWiFiアダプターの設定を行います。