となりの日本家屋がスマートホームなわけがない

築70年の日本家屋を文化的に過ごすため、今流行りのスマートホーム化を施工した記憶領域。

玄関の引き戸にスマートキーを取付け(セサミmini取付編)

前回までで、玄関の引き戸をサムターン付きの鍵に交換しました。

今回は、いよいよスマートキーを取り付けます。

 

  

[目次]

   

購入したもの

今回購入したのはスマートキーの「セサミmini」です。

 

既設のサムターン付きのドアに後付できるスマートキーとして有名なものは、「Qrio」と「セサミ」が有名ではないでしょうか。

それぞれの会社が比較した表及び、アマゾンの商品説明を基に、比較・検討した結果、「セサミmini」を選択しました。

 

参考ですが、2社の比較情報は下記のページにあります。

blog.qrio.me

jp.candyhouse.co

 

「セサミmini」を選択した理由は下記。

  • サムターンにうまく取り付けられなくても、アダプタを作ってくれるなどのサポートが有る

 

前回取り付けた鍵のサムターンは、市販されているとはいえマイナーな部類に入る鍵だと認識しています。そのため、万が一スマートキーの取付がうまくできなかった場合に、セサミならなんとかしてくれる安心感は何物にも代えがたいものです。

 

ということで、今回購入したセサミの箱の外観と、内容物は下図の通りです。

外出先からも制御させたいので、「WiFiアクセスポイント」もセットで購入しました。

 

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図1.箱の外観と中身

 

セサミの取り付け

ということで、実際に取り付けていきましょう。

  1. まずは取付前です。ロックしている状態ですね。

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    図2.取付前
  2. 次に仮止めとして、サムターンを挟み込んで固定してみます。
    左の写真を見ると、引き戸のフレームとセサミの間に隙間が空いているのがわかります。よって、なんらかの手段で嵩上げする必要があることがわかります。
    右の写真では、セサミ本体が引き戸のフレームに対して左に傾いています。これはセサミ本体が引き戸の外枠と干渉し、開閉の際に破損の可能性があるため外枠から少し離す必要があるためです。
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    図3.仮止め確認
  3. 引き戸のフレームとセサミの間の隙間は、セサミに付属していたブラケットを使用して嵩上げすることで調整できそうです。

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    図4.セサミの高さ調整
  4. セサミを取り付けた後に手動で鍵の開閉を行う場合、セサミ本体のツマミを回すことになります。セサミには見えないところにスライド機構が備わっていて、セサミのツマミの軸心とサムターンの軸心がずれていても回すことができる工夫がされています。
    しかしなるべくならお互いの軸心を近い位置にする方が諸々負担がかからないのは明白。そこで気になったのは、前回取り付けた隙間を埋めるためのライナー金具。これが下側に出っ張っているため、その分だけ軸心が離れてしまいます。

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    図5.干渉するライナー
  5. そこでライナーの寸法を切り詰めるべく、ホームセンターでプラスチックのライナーと、ライナーの穴を隠す黒色のビニールテープを購入してきました。
    実際はこれに鍵の軸位置を切り欠くなどの細かい加工が入ります。

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    図6.調整用ライナー
  6. 取り付けたのが図7です。図5と比べると以前より短くなっているのがわかります。
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    図7.新しいライナー取付
  7. それでは組み付けていきましょう。まずは本体と部品の一式です。

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    図8.付属品一式
  8. 嵩上げ用のブラケットも、両面シールを貼り本体にネジ止めします。
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    図9.嵩上げ用ブラケット
  9. サムターンの高さに合わせて、挟む器具の高さを調整します。
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    図10.サムターンを挟む器具
  10. 取付完了です。扉の枠に干渉するため、本体の芯をずらしたのが見た目で気になりますが、ツマミを動かした際の鍵の開閉動作に支障はありません。
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    図11.取付完了

 

セサミアプリのセットアップ

鍵の取り付けが済んだので、アプリをセットアップします。
将来的にApple Watchとの連携を行うため、今回はiPhoneでセットアップしてみます。

 

  1. セサミをコントロールするアプリをインストールします。
    SESAME セサミ

    SESAME セサミ

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    apps.apple.com

    Androidの場合は下記のGoogle Playからどうぞ。

    play.google.com

  2. 起動すると、位置情報の使用許可の確認が表示されます。
    「Appの使用中は許可」をタップします。

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    図12.位置情報の使用確認
  3. Bluetoothの使用許可の確認が表示されますので「OK」をタップします。

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    図13.Bluetoothの使用確認
  4. ログイン方法を選択します。①Facebook, ②Google,  ③セサミアカウントの3つから選べますが、今回はセサミアカウントを新規登録します。

  5. 「CANDY HOUSEで登録/ログイン」をタップします。

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    図14.登録画面1
  6. 「登録」をタップします。

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    図15.登録画面2
  7. 各種情報を入力して「登録」をタップします。

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    図16.ユーザー情報の登録
  8. 「OK」をタップ後、メールで届いた検証コードを入力して、「検証」をタップします。

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    図17.メールアドレスの検証
  9. 通知の許可の確認が表示されますので「許可」をタップします。

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    図18.通知の許可確認
  10. 続いて玄関に取り付けたセサミmini本体の電池ボックスの蓋を開け、電池の絶縁シートを引っ張って取り外したあと、蓋を元に戻します。

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    図19.電池の絶縁シート
  11. 正しく通電すると、セサミminiの青色LEDが点滅を開始します。

  12. アプリに戻って、画面中央の「+」をタップします。

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    図20.セサミをアプリに追加
  13. セサミに名前を付けます。奇をてらっても仕方がないので「玄関」と入力して「次へ」をタップします。

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    図21.ネーミング画面
  14. 入力した名前を紐つけるセサミminiが表示されるのでタップします。

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    図22.セサミの選択
  15. 初めての追加か確認が表示されるので「追加」をタップします。

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    図23.初めてのセサミの追加
  16. Bluetoothペアリングの要求が表示されるので、「ペアリング」をタップします。

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    図24.ペアリングの要求
  17. 「登録中...」としばらく表示された後、登録が完了するので「次へ」をタップします。
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    図25.登録完了画面
  18. セサミの位置情報の使用を許可が表示されたら、「"常に許可"に変更」をタップします。外出先から帰ってきたときの手ぶら解除機能を使用するために必要です。

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    図26.位置情報の使用許可
  19. サムターンのロックの位置を設定するため、セサミを手動でロックした後に「設定」をタップします。

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    図27.ロック位置の設定
  20. 続いてアンロックの位置を設定するため、セサミを手動でアンロックした後に「設定」をタップします。

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    図28.アンロック位置の設定
  21. 設定が完了したので「完了」をタップします。

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    図29.セサミの設定完了
  22. それでは動作確認してみましょう。
    現在はアンロックの状態なので、画面のツマミをタップして施錠できるか確認します。

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    図30.解錠→施錠確認
  23. 問題なく施錠できたら、もう一度画面のツマミをタップして解錠できるか確認します。

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    図31.施錠→解錠確認
  24. 以上で設定は完了です。

 

まとめ

これでスマホから玄関の鍵の施錠・解錠ができるようになりました。また、手動でも施錠・解錠ができ、スマートキーの電池切れや故障時でも安心です。

 

次はWiFiアダプターの設定を行います。