となりの日本家屋がスマートホームなわけがない

築70年の日本家屋を文化的に過ごすため、今流行りのスマートホーム化を施工した記憶領域。

Googleの Action Blocks を使ってみよう

Googleが開発を進めていた「Action Blocks」がダウンロードできるようになったと、ネットニュースの記事で知りました。

そこで今回は「Acrion Blocks」の使い方を簡単に説明してみたいと思います。

やはりRPAに関連するものは、少しでも味見しておきたいですよね。

 

[目次]

 

Acrion Blocks とは

Google PlayにあるAcrion Blocksの説明を日本語に翻訳すると、「Googleアシスタントを使用して、認知障害のある人がAndroidスマートフォンタブレットをより簡単に使用できるようにしています」とあります。

つまり、「OK Google!」と言葉で唱える代わりに、スマホ画面のボタンを押すことでスマホを操作することができるようになります。

これを使用することで、Appleの「ショートカット」や、Microsoftの「Flow」で行える、ボタンをトリガーとした自動操作を、Andoroidスマホ上で行うことができます。

 

Action Blocks のインストール

Google Playからインストールします。現時点では英語版しか用意されていないようですが、簡単な英語なので問題ありません。

 

今回の記事で使用したバージョンは下記の通りです。

No. 名称 バージョン
1 Action Blocks 1.313026386

 

Action Blocks でメールを送ってみよう

インストールが完了したら実際に触ってみましょう。

今回は、Action Blocksからメールを送信してみます。

なぜメール送信なのかですが、その昔、IFTTTとGmailの連携が取れていた時代のこと。職場から帰る前には、Apple WatchのIFTTTアプリから自宅に向けて「帰るメール」を送っていました。

そのあと1年近い出張から戻り、以前と同じようにIFTTTアプリから「帰るメール」をしようとすると、送ることができない。何か設定が変わったのかと調べると、なんと、IFTTTとGmailの連携が解消されていたというお話。

え? 連絡したければメールでもSkypeでも使って連絡しろよって? いやいや、ボタン一発というのが良いんですよ。やらなければいけないことは手短にってやつです。

 

Action Blocks の操作方法

それでは、操作方法を箇条書きで説明します。

 

  1. インストールしたAction Blocksのアイコンをタップして起動します。

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    図1.Action Blocks のアイコン

     

  2. 起動画面が表示されるので「Creat Action Block」をタップします。

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    図2.起動画面

     

  3. Action Blockの一覧が表示されるので、この中から作りたいActionを選びます。
    今回はメールを送信させるので「Send text message」を選択します。

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    図3.Actionの選択

     

  4. 次に実際に実行するActionを入力します。
    画面のマイクボタンをタップして音声認識させる方法もありますが、ここは手入力します。

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    図4.Action の入力画面

     

  5. Actionを入力したのが図5です。Action Blocksは、あくまでもGoogleアシスタントに操作を代行してもらうアプリなので、口頭でGoogleアシスタントに命令するのと同じように「( メールアドレス)に 今から帰る。 とメールして」と命令口調で入力します。
    メールの送信先には、スマホのアドレス帳に登録されている氏名やニックネームを記入しても動作するはずですが、ここでは動作を確認するためメールアドレスを直接記入しています。

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    図5.Actionの作成

     

  6. 標準の設定ではActionの実行の際、Actionの内容をしゃべってくれます。にぎやかな場所だと気にならないかもしれませんが、メールの送信先やメールの内容を堂々と喋られても困りますよね。
    そういうときは「Always speak action out loud」のチェックボックスを外します。
    最後に内容を確認して、問題なければ「Test Action」をタップして動作確認しましょう。

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    図6.おしゃべりモード選択

     

  7. Googleアシスタントの画面が表示され、図6までに入力したActionが文字として入力されます。
    それに対しGoogleアシスタントが認識結果を返してきます。
    確認するポイントは「自分の名前(メールアドレスのFROM)、送信先アドレス(メールアドレスのTO)、本文の内容」が自分が意図した内容になっているかです。
    結果を確認し「Return to Action Blocks」をタップして戻ります。

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    図7.Test Action

     

  8. 動作結果の確認画面が表示されるので、動作に問題なければ「Yes」をタップします。
    もし問題があるようでしたら「No, Edit Action」を押して再度Actionの編集を行います。

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    図8.結果の確認

     

  9. 動作に問題がなければ画面に「Test Completed」と表示されます。
    「Next」ボタンを押して次に進みましょう。

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    図9.テスト完了

     

  10. 次に、ホーム画面に表示するアイコンイメージと名称を設定します。
    まずは「Image」欄に表示されている画像をタップしてイメージを選択します。

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    図10.アイコンの設定

     

  11. アイコンイメージの参照元を選びます。①Your photo library, ②Camera, ③Symbol libraryの3つから選択できますが、ここでは標準で用意されている「Symbol library」を選択します。

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    図11.イメージの選択元

     

  12. 表示されたシンボルイメージの中から目的に沿ったイメージを選びます。

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    図12.アイコンイメージの選択

     

  13. 今回はメールを送るActionなので、メールのシンボルイメージを選びました。
    次にホーム画面に表示するアイコンの名称を入力します。日本語で入力して問題ありません。

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    図13.アイコンの設定2

     

  14. 今回はシンプルに「帰るメール」という名前にしました。 
    最後に「Save Action Block」を押して保存します。

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    図14.アイコンの名前

     

  15.  ホーム画面にアイコンを追加する画面です。
    「Next」をタップします。

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    図15.ホーム画面への追加

     

  16. ホーム画面への追加画面が表示されますが、お使いのスマホによって画面が異なっているのではないでしょうか。
    ここでは「自動的に追加」をタップします。

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    図16.ホーム画面への追加2

     

  17. 1つ目のAction Blockの登録が完了しました。
    「Go to home screen」をタップして動作を確認してみましょう。

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    図17.登録完了
  18. ホーム画面にAction Blockのアイコンができています。タップして動作を確認します。

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    図18.ホーム画面

     

  19. 事前に設定したメール送信設定が認識され、Googleアシスタントからの応答待ちになります。
    「送信」をタップしてメール送信します。

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    図19.メール送信画面

     

  20. 送信中の画面です。

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    図20.メール送信中画面

     

  21. メールの送信が完了しました。

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    図21.メール送信完了画面

      

まとめ 

 以上でAction Blocksの使い方の説明は終了です。Googleアシスタントで実現していることは、その殆どをAction Blocksに置き換えることができるのではないでしょうか。